僕は1年に1台ペースでPCを衝動買いしてしまうのだけど、最近購入したVAIO Type Gはかなり気に入っている。
いわゆるNetbookや台湾勢のノートPCは、カタログスペック的にはコストパフォーマンスに優れ、大変魅力的である。 でも、使用感のような見えない品質という点では、まだまだ日本の製品には敵わないと思っている。こういうことは実際にしばらく使ってみないとなかなか判らないし、感覚的な要素が多分に含まれているので、この品質分を価格として評価するのは本当に難しい。
Type Gは、設計時からターゲットユーザを明確にしているから、こだわりの塊だ。
ハードウェアは勿論、管理ソフトウェアも専用設計されていることから、そのこだわりっぷりはよく分かる。 とはいえ、決して小型化や高性能化を突き詰めた訳でもなく、他のVAIOモデルとは異なるその"地味さ"から、なかなかその良さは分かり難い。 そのあたり、Type Gはマーケティング的に損しているなぁと思う。
また、過剰な品質がコストに転化されている部分も否めない。
その結果、こだわりを理解するパワーユーザや、(コンシューマほどはコストに敏感でない)ビジネスユーザにしか受け入れられていないのが実情だ。(要は残念ながら、大して売れていない)
ところが、年末ということもあり、型落ちのType Gがずいぶん安く入手できるようになった。 いまの価格なら、CULVノートと同じ価格帯で手に入る。 僕の入手したモデルは、Core 2 Duo U7700搭載だから、まだまだ現役で使える。
ぜひ、開発者インタビューを読んでいただいて、開発者のこだわりっぷりを感じてほしい。 これなら価格以上の買い物だと思える(マニアな方もいる)はず。
※後日談: 特に大きな不満はないものの、気になった点を二つ。
- 高負荷時のファンがうるさい。
- USBポートに幅のあるUSBメモリ等がつけられない。
(ひとつは電源ケーブルと干渉、もうひとつは縦長のため。)
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