最近、メディアでもあまり取り上げられなくなってしまったHTC Flyerですが、正式にAndroid 3.2 Honeycomb(以下、HC)(RUU Ver 3.55.405.1)がリリースされました。
Ice Cream Sandwitch (以下、ICS)ではないのは残念ですが、オフィシャル版ですので、アップデートする価値はあります。
そんなわけで、リーク版のHC(FlyHoney 0.2)からオフィシャルHCにアップデートしましたので、作業の概要をお知らせします。
ちなみに、OTAアップデートをしてしまうと、S-OFFが失われてしまう(=ルートも取れない)ので、XDAにある方法でアップデートしましょう。
※以下の作業は、例の如くOwn Riskでお願いします。
さて、肝心のアップデート方法ですが、現在インストールされているOSによって作業が変わってきます。
a. GingerBread (以下、GB)で、S-ON(購入した状態)の場合 → 前提作業1
b. GBで、S-OFF化されている場合 → 作業なし
c. リーク版のHCを利用している場合 → 前提作業2
【前提作業1】
こちらの記事を参考に、Revolutionaryを使ってS-OFFしてください。
→ 作業終了後、HC化へ。
【前提作業2】
まず、RevolutionaryでS-OFF可能なGBのバージョンにダウングレードし、改めてRevolutionaryを使ってS-OFFした状態に戻して下さい。普通の方法ではダウングレードできませんが、この記事の方法を使えば、戻せます。面倒ではありますが、リークROMを使うようなレベルの方であれば迷うことは無いでしょう。
→ 作業終了後、HC化へ。
【HC化】
最近までかなり面倒な作業が必要でしたが、Windowsを持っている方であれば、非常に簡単な方法でHC化できるようになりました。(念のため、100%まで充電を行った上で作業しましょう。)
1. ここから、RUU_3G_B09.zip (3Gモデルの場合)をダウンロードし、Windowsの母艦上で展開後、ARUWizard.exeを実行します。
以上!
オフィシャルのROMアップデートとほぼ同様、ウィザード形式でアップデートが終了します。いやあ、簡単になりましたね。
もし、FlyHoney 1.0等のカスタムROMを入れたい方や、Mac/Linuxが母艦の方は、先ほどのページの"Advanced Procedures"の方法にてHC化してください。
ちなみに、作業後は既に
- Rooted
- Busybox
- Secure flag turned off on the boot image
- Stock recovery replaced by CWM
という状態になっております。ありがたや。
【感想】
これまでのリークROMとの違いは、標準搭載のアプリ(マーケットやFB, Twitter)が更新されているだけでなく、これまでリークROMでは再生出来なかった動画系アプリ(TED Talks等)もようやく動くようになり、個人的には嬉しいバグ修正です。また、スピード面でも改善され、特にペンの描画速度は体感できるほど改善されています。
しばらくは、カスタムROMにはせず、素で使ってみようかと思います。
(ちなみに、FlyerのHC版はbuild.propをいじっても電話機能が使えないので、電話として使いたい人はGBのままで我慢してください。)