先日、「リアルタイム・ソーシャルメディア」に関する研究会に参加してきましたよ。
テーマにあわせて、会場にいる参加者はtwitterを使って中継し(いわゆるtsudaるってやつです)、オンライン上の参加者はtwitterを使って質問をするという試みが行われました。
私は会場から参加する側でしたが、実際に中継を経験して、twitterをイベントを運用する上でのポイントが見えてきました。
- ハッシュタグを決めておく
イベント告知時に主催者側から事前にアナウンスしておけば、イベント実施前のクチコミ段階からハッシュタグが使われて、効果的です。また、hashtagsjpのようなサイトでコンフリクトが無いかを確認し、事前に登録しておくとトラブルが少ないです。 - (可能であれば)動画ストリーミングと組み合わせる
今回のイベントでは動画中継が行われず、文字だけだったということもあり、オンラインの参加者から「情報が断片的にしか伝わらない」との問題点が指摘されました。
「ツイッター社会論」の中でも津田さんが指摘していたように、"tsudaる"には相当な訓練が必要です。簡単そうに思えますが、一朝一夕にできるようなものではありませんので、中継に慣れた人がいない場合には、ustreamのような動画ストリーミングサービスを併用すべきでしょう。 - 発表資料は事前に公開しておく
文字のみで中継する場合には勿論、ustream等のストリーミング映像は解像度が低いため、プレゼン資料の細かい部分を読むことができません。事前にダウンロード用の資料へのリンクをハッシュタグ付きで流しておきましょう。 - 役割分担を決めておく
中継を専門で行う担当者を事前に主催者側で決めておかないと、ほとんど同じような内容が複数の参加者から投稿され、ハッシュタグ上のTL(タイムライン)が占有されて分かりにくくなります。
また、中継には専用のアカウントを取得するというのも有効。個人が普段使っているアカウントを利用すると、トピックに興味の無いフォロワーは、unfollowしてしまうかもしれません。 - TLをスクリーンで表示しておく
会場の参加者にオンライン参加者の反応を見せることで一体感が生まれます。ただし、参加者がスクリーンのTLに気をとられて、本来の議論が薄くならないよう、見せ方に工夫が必要です。
TLを表示する場合には、自動的にリロードされるアプリケーションを利用することお勧めします。
これから、こういうイベントが増えてくるんでしょうね。楽しみです。
コメント