いつもの五反田のバーで軽い食事をとりつつ、1杯飲んでいたら、カウンターに意味ありげに置いてあるKilchomanが目についた。
「今日のお勧めですか?」とマスターに聞いてみたら、
「いや、棚に入らないので置いてあります。」
「・・・え?(笑)」
まあ、これも何かの縁だしということで、シングルモルト1本目は、Kilchoman の Inaugural Release。
なんと124年ぶりだそうです。
この「お披露目リリース」は、3年という短期熟成なのですが、予想に反して深い味わい。言われなかったら、10年?とか聞いてしまいそうです。
わずかに残っていたボトルを空けてしまって、どうしようかなと思っていたところに、マスターが空瓶を持ってきました。
Kilhoman New Spirit。 こっちは、まだ2ヶ月ちょっとしか経っていません。
空かぁ。それは残念・・・と思っていたら、ビンの底に5ccほど残っていました!
まだウイスキーとは言えない、まさにスピリッツ的な強烈な味なんですが、様々な要素が感じられて、「これは美味しくなりそうだ!」と想像させる芯を感じます。やはり「三つ子の魂百まで」なんですなー。
で、最後は、こいつ。Distillery CollectionのGlenturret 19年。
なんで猫のラベルなのかよくわからなかったのですが、実はこの蒸留所は、「世界一たくさんネズミを捕ったネコとして、ギネスブックに載った故タウザー」で有名なんだそうです。
このGlenturretは、オレンジの香りとフルーティーな甘さが特徴的でマイルドな仕上がり。
女性にもお勧めしたい逸品です。
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