ウサギ型のガジェット「Nabaztag」ってご存知ですか? 時刻や天気を知らせてくれたり、RSSフィードやメールを読んでくれる、賢いネットワークガジェットです。
このNabaztag、残念ながら不運な状況が続いております。
まず、日本の輸入代理店であるビジネスデザイン研究所 が2009年の5月に倒産。
その後、なんと開発元の仏violet社も2009年の10月に倒産してしまいました…。
Nabaztagはサーバベースのガジェットなので、サーバの運営が止まったら、ただのウサギ型の置物になってしまいます!
どうなることやらと思っていたのですが、ラッキーなことに、サーバ運営も含め、仏Mindscape社に資産が移管されました。
Nabaztagはその後、生産中止となりましたが、現在は兄貴分のKarotz の販売も開始され、やれやれと思ったのも束の間、今月に入ってからサーバに全く接続できなくなり、「いよいよダメか…」と半ば諦めていたのですが、Mindscape社のブログによると、まだ大丈夫なようです!
どうやらVioletのサーバ設計が酷すぎて、相当お粗末な状況だったようで…。そこでNabaztag用のサーバをKarotz用のデータセンターへ移管することになったけど、その過程でサーバが故障してしまい、大規模な障害になったとのこと。
ちなみに、4月20日現在の状況は、
- 動く機能:音声認識、天気予報、ラジオ、MP3再生、太極拳、ライトの点滅
- まだ動かない機能:ムード、時刻、テキスト読み上げ、RSSフィード、Eメール機能
ブログを読むとエンジニアの皆さんは相当苦労されているようですが、サーバ機能は着実に回復しています。 Mindscape社の皆さん、これからも頑張ってくださーい!
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