HTC Flyer、癖はあるものの、馬鹿な子ほどカワイイ的な魅力溢れるデバイスですが、嗚呼、輸入版Androidの宿命。あのイケテナイ中華フォントで日本語が表示されます。
まあ、実用上問題はありませんが、ちょっと美的センスのある方には厳しいですよね。
というわけで、Root取ってフォントを入れ替えましょう。
以下は、例のごとく、壊れてもメーカー保証対象外、文鎮になっても泣かないという方のみ勝負してください。(書いてあることの意味が分からない人は、無理なのでやめておいた方が良いです。)
ご存知のようにHTCは、初期状態ではS-On(Security On)という状態なので、まずこいつをS-offにする必要があります。HTC Flyerの場合、Revolutionary というツールを使えば一発なのですが、前提条件として、
- HBOOTのバージョンが 1.10.000
- RUUがWWE 2.00.405.3
である必要があります。
私は香港から輸入したので、RUUがアジア版です。まずはこいつのファームを書き換えます。
当該のRUUをここから入手し、ファームを書き換えるのですが…。
いわゆるGoldCardが必要となります。
そこで、書き換える前にGoldCardを用意しましょう。
詳細な手順はこちらですが、簡単にまとめますと、
- 空のSDカードを準備(1GB以上)
- Goldcard Helperで、mmc2のリバースCIDを入手
(※アプリのコピー機能を使うとmmc1のCIDがコピーされてしまうので、要注意。) - このサイトで、ディスクのヘッダーイメージを作成
- Hex エディターを使い、3で作ったイメージでSDカードのヘッダーを上書き
そして、GoldCardにRUUから抜き出したROM.zipをPG41IMG.zipにリネームして、コピーすれば完成。
※追記(2011/8/13):Twitterで質問を頂いたので補足します。うまくいかなかった場合には、まずSDカードのフォーマットはデバイス側でやってみる。次にゴールドカードができたらimgをSDカードに書く前に、一度デバイスにマウントしてみる。それでもダメなら、SDカードを変えてみてください。
あとは、Vol - ボタンを押しながら、電源Onでブートモニターに入れば、SDカードから自動的に読み込まれ、ファームの書き換えが開始されます。
無事にWWE 2.00.405.3に書き変われば、やっと準備完了です。(所要時間ここまで30分)
なおアップデート後は、PG41IMG.zipは削除するか、SDカードのルートディレクトリから移しましょう。
RevolutionaryをWindowsかLinuxの稼働する母艦上で実行すると、USBデバッグモードで接続されたHTC Flyerは、S-off状態となります。
しかも、Revolutionaryはついでにリカバリーツール(ClockworkMod: CWM)もインストールしてくれる優れもの!
折角なので、イメージのバックアップでもとっておきましょう。
最後のRoot化も簡単です。
ここからsu-2.3.6.3-ef-signed.zipを持ってきてSDカードにコピーし、CWMのリカバリーモードからzipを実行すれば、OK!
以上でRoot化の作業は全て完了です。(S-Off後、所要時間5分)
あとは、adb shellとか、Root Explorer等でお好みの日本語フォントを/system/fonts以下にコピーしてください。
次回、気が向いたらイオンの980円SIMでのFlyer運用について書きます。