ここ数年、韓国と並んで世界シェアを伸ばしてきている台湾メーカーのPCや携帯電話。特にHTC、Acer、それからAsusは皆さんもご存知だと思います。
そんなわけで、台湾のガジェット事情はどんなものかと台北に旅行してきました。とはいえ、羽田空港から3時間、松山空港から10分程度の移動であっという間に台北市内に到着です。映画1本見終わる前に到着してしまい、拍子抜けであります。
街中にでてみると、予想通り、ガジェット系の広告が溢れておりますが、特にHTCが目立っています。やはり台湾でもトップメーカーなんですね。ブランドカラーの白を基調にしたHTCショップも多数見かけました。
台湾のアキバに行ってみる
早速「台湾の秋葉原」と言われる「光華數位新天地」へ。
MRT(地下鉄)板南線、忠孝新生駅から徒歩5分ほど。途中の路地には秋葉原同様、小さな路面店が数多くありますが、目的の「光華數位新天地」は立派なビルです。
1F から5Fまで、小さなお店が100店以上ぎっしり詰まっております(ちなみに最上階は修理コーナー)。階によってテーマ(本体とかパーツとか)が決まっているはずなんですが、実際にはかなりアバウトです。
相当期待して望んだのですが…秋葉原に比べるとあまり安くはなく、品揃えもそれほどではないので、少々ガッカリ。小物は日本とほぼ同程度、大物は日本より高いくらいです。例えばAcer Iconia Tab A500だとNT$14,000程度。日本円で40,000円オーバーですが、日本では安い店では30,000円で買えますからね。もしかすると、値切ればそれなりにいけるのかもしれませんが私の言語力では難しかったです。ちなみに英語も日本語もあまり通じませんので、指差し会話的な方法がオススメです。
ちなみに「光華數位新天地」以外に良かったお店は「NOVA資訊廣場」という量販チェーン店。私は台北車站のお店に行きましたが、B1から3Fまでコンパクトにまとまっており、短時間でひと通りの買い物ができます。「光華數位新天地」と比べても値段は変わらない感じでした。
そんなわけで大物の購入は諦めて、日本では売っていないXperia X8用のバッテリー(の互換品)とか、細々としたガジェットを買いました。ちなみにNOVAでは、HTC FlyerがNT$8,000と特売中(定価はNT$20,000)だったのですが、残念ながら私は既に持っていますので見送りました。持ってなかったら即決だったんですけどね(泣)。
台湾のSIMカードを使ってみる
台湾では、プリペイドのSIMカードが観光客でも入手でき、1日(NT$100)、3日(NT$250)、5日(NT$350)といった単位でデータ定額として使うことができます。
今回は、台湾モバイル(台灣大哥大)とFarEasTone(遠傳電信)のSIMカードを試して見ました。
購入方法ですが、どちらのキャリアもドコモショップのような感じで街中のあちらこちらで見かけるかと思いますので、いきなり入ってOKです。カウンターで台湾モバイルではNT$345、FarEasToneだとNT$350分のカードを購入します。ちなみに購入にはパスポート+証明用のID(免許証等)が必要となりますので、お忘れなく。
このSIMカード、空港で買うと英語を話せる担当者がいたり、チャージも代行してくれるようですが、街中で買った場合には自力でやる必要があります。そもそも、担当者が殆ど英語を話せないので、プリペイドカードを買う以上の作業を依頼するのは難しいです。
というわけで、自分でやりましょう!
SIMカードを購入すると、まずアクティべーションが完了するのを待つ必要があります。オフィシャルには24時間以内とありますが、実際には10分から30分程度で完了です。(完了するとSMSが届きます。中国語ですが、なんとなくわかります。)これで、電話がかけられるようになります。
次に、データ定額を有効にします。(これをやらないと、すぐにパケット代で上限に達してしまいますので、要注意。)
台湾モバイルの場合、535に電話して、お目当てのデータ定額サービスをプッシュボタンを選択すれば完了です。詳しくは、こちらを参考にしてください。
FarEasToneの場合、777に電話して英語のオペレータに代わってもらい、データ定額を設定して欲しい旨を電話でお願い必要があります。それなりの英会話力が必要ですが、ついでに設定のこととかも教えてもらえました。例えばAPN設定は、ブログによってinternetだったり、f3prepaidだったりしますが、オペレータ曰く、まずinternetで試して、ダメならf3prepaidに変えてくれとのことでした。こちらでも定額プランでつかえるので問題ないとのこと。ちなみに私のXperiaでは、f3prepaidでしか使えませんでした。
以上で、完了です!(ちなみに、データ定額で使わなかったチャージ分は音声通話に使えます。)
実際には、美味いもの巡りに忙しく、あまりデータ定額のメリットを生かせませんでしたが、旅先でもTwitterやFacebookを普通に読んで投稿できるのは不思議な感覚ですね。便利な時代になったなー。